人の命に限りがある以上、どなたのご家庭でも必ずいつかは行うのが 『御葬儀』 です。
その時になって何も知らない、何も心構えがないと慌てたり、
また周りに迷惑をかけたりしがちです。
生を真剣に考えるという事は 「死」 を考えるという事にも通じるものです。

危 篤
病人がいよいよ重体になり、医師から「あと何日」という通告を受けた時…
まず家族がしなければならない事は、意識のあるうちに会わせたい人に至急連絡をとる事です。
● お知らせしたい範囲
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- 家族
- 血筋の濃い親族
たとえば別居している両親、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親と兄弟姉妹、つきあいの深い伯叔父母、甥、姪など
- 親しい友人、知人
- 勤務先、学校、関係団体、隣近所など
- ※ 危篤の連絡は基本的には、病人が会いたがっている人に告げるべきです。
- ※ 連絡を受けた人は、何をおいても駆けつけることになるので、親類であっても普段から付き合いのない人まで知らせる必要はないです。
- ※ 知らせる相手が病気の場合には、通知を控えることもあります。
危篤の連絡
危篤の連絡は電話連絡が早くて確実です。しかし先方が留守の場合には電報を打ちます。
● 電話で連絡する場合
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- だれが(危篤者の名前)
- どこで(危篤者のいる病院名、病棟、場所、道順、電話番号)
- 病名と状態
…等を連絡します。
- ※ 危篤の連絡は基本的には、病人が会いたがっている人に告げるべきです。
- ※ 連絡を受けた人は、何をおいても駆けつけることになるので、親類であっても、普段から付き合いのない人まで知らせる必要はないです。
- ※ 知らせる相手が病気の場合には、通知を控えることもあります。
電話での口上
電話では、家族や近親者以外の相手でも日常的なあいさつは省きます。
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- 早朝や深夜の場合には 「朝早くの電話でご迷惑ですが」 「夜分おそく失礼いたします」 と時を選ばない失礼をおわびします。
- 「私は○○の家内(息子、娘)でございますが、○○が重体となりましたので、ご連絡をいたしました」
あるいは、
「○○が危篤になりましたのでお知らせいたします」
- ※ あらかじめ連絡先の氏名、住所、電話番号を作って用意したいものです。